TECHNICAL DATA

MATERIAL

技 術 資 料


01.

フラックス入りワイヤ 及び 同ワイヤを用いる溶接方法 (FCW) の歴史

  ---最新のFCWの製造・試作・販売を承ります---


私、IWT代表伊藤の主業務の1つに、FCW(フラックス入りワイヤ, 及び同ワイヤを用いる溶接方法)があります。

FCW は、断面形状に起因する溶接アーク現象の特徴とその多様性から、現在全世界で多用されています。
略歴にも述べましたように、私はFCWを世界で最初に実用化したといわれているベルギーのアーコス社を訪問し、その後の細径化や超太径化の流れ、対象鋼種の多様化(鉄鋼、ステンレス鋼、ニッケル合金等)に製造方法を含めて対応した経緯から、FCW の全経過に関わるという希少な経験を積むことができました。

以下、私の経験をもとに、FCW の流れを紹介したいと思います。



02.

高速ビデオ観察例



人間の眼には残像があり、これを用い映画が実用化され、   チャップリンに代表される無声映画から、また、TVの発明により、フィルムとは異なる電子媒体へと、目を見張る進歩で現在があるといえます。

溶接を含むいろいろな現象を、肉眼での観察(24駒/秒程度)を超える状態(超スロー ~ 超高速)で観ることは、技術進歩に大きく寄与しています。

個々の詳細は、別途紹介しますが、ここでは、MIG溶接のアーク及び溶滴移行とアーク溶射時の溶滴衝突状況を見ていただきます。

ご要望があれば、撮影に伺います。



03.
アーク溶射によるボイラ伝熱管の灰付着防止技術(1)

  ---溶射用材料「NiSA*」の製造・販売を承ります---
            * 東北発電工業㈱ 様、日本ウェルディング・ロッド㈱ 様 特許



私、IWT代表伊藤が日本ウエルディング・ロッド㈱に在職中(当時取締役技術本部長)、広い意味で溶接の範疇に含まれる溶射による表面改質分野で、名古屋大 学、東北電力他との「火力発電用ボイラ伝熱管への灰付着防止共同研究」を実施し、良好な結果を得ることができました(日本エネルギー学会 論文賞を受賞)。

この内容をご紹介します。



04.

アーク溶射によるボイラ伝熱管の灰付着防止技術(2)


---これは、「令和2年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>」を受けて実施したもので、アーク溶射によるボイラ伝熱管の灰付着防止技術(1)の「NiSA」と同等の性能が得られ、「NiSA」より低価格な材料が開発できました。

試験結果を、ご紹介致します。

本技術は、汎用を目的としているため、特許等の権利取得は考えていません。どなたでもご利用いただけます。

この溶射用材料の製造・販売を承ります。---


05.

天然原料フラックスの高温脱水処理による溶接材料の性能向上(1)

—基本データと滴用例

(特開昭55-19458 住金溶接工業㈱)


溶接部に対する水素の侵入は、低温割れ、水素脆化、ブローホール等欠陥を発生させるため、少ないほど良いことは衆知となっています。この水素源の1つが溶接材料であり、材料中の水分が大きく影響します。

スラグ形成材として広く使用されているルチール、珪砂、長石、蛍石など天然の岩石には、その形成状況から、結晶中にいくらかの水分が含まれ、これが水素源となります。

これは、大気中放置での吸湿と異なり、100~450℃の乾燥(ベーキング)では除去できないが、高温処理により除去できることが判り、溶接材料の品質向上に大きく寄与した発明で、その内容を紹介します。

私、IWT代表伊藤が 住金溶接工業㈱に在職中に実施したものの一つです。



06.

天然原料フラックスの高温脱水処理による溶接材料の性能向上(2)

ーエレクトロスラグ溶接への適用

---エレクトロスラグ、サブマージ溶接用フラックスのご提案・ご提供を承ります---


エレクトロスラグ溶接用フラックスの主原料である蛍石(CaF2)は通常天然原料が使用されます。高温脱水処理(焼成)の有無によるビード形状(スラグの状態)の明らかな違いをご覧いただけます。



07.
フラックス入りワイヤ(多層構造を含む)の設計方法

---ご希望の成分(性能)のフラックス入りワイヤのご提案、ご提供を承ります---


上図の3.はフラックス入りワイヤと言えるか否かは別に して、3種の構造のワイヤのフォミュラ設計の考え方を紹介 します。

具体的には、目標とするワイヤの組成を、外皮、内包粉末、内包ワイヤの各成分の組合せから決めるものですが、幾つかの制約もあります。しかし、上図の2.の外皮、内包粉末、内包ワイヤ と多層構造にすることにより、製造可能な成分 範囲が大きく広がり、純Arガスシールドによる本来の意味のMIG溶接が可能になりました。

多層構造の考え方は、以前からありましたが、ステンレス鋼、Ni基合金等を対象とした細径(主にΦ1.2mm)ワイヤ では、NEDOの助成金を得て日本ウエルディング・ロッド(株)殿が、安定した製造方法を確立しました(日本溶接協会 技術賞 開発奨励賞を受賞)。                これは私、IWT代表の伊藤が日本ウエルディング・ロッド㈱に在職中に実施したものの一つです。 


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